黒ぶち同窓会
[17:豚メガネ(2006/05/12(金) 20:37:09 ID:???)]
おれっちは身長158cm・体重132kgのいわゆる"ちょいチビデブ悪"とみんなに一目置かれているが
何かもう一つアイテムが欲しい。そこでメガネに注目した。
全体的に身体が丸いおれっちだが、顔もまん丸だ。そこで一つのメガネに出会った。そう黒ぶちメガネだ。
メガネ専門店の店員さんに勧められるメガネを掛けてみると、今までまん丸い顔が若干小顔に見えた。
店員さん「いままでで一番お客様が似合っておりますよ」と心あるお言葉を頂いて購入することにした。
店員「税込みで57,330円になります。」、一瞬おれっちは「えっ!!」と言ってしまい、
店員「カードの支払も出来ますよ」と、おれっちの財布事情がお見通しだったのか、しかしここで引かずに
「カードしか持っていないんで良かったです。」とうまくその場を切り抜けた。
店員「何回?」との問いかけになんだか購入前と支払時に立場が逆転したような気がしたのだが、
「お好きな様に!」とフレンドリーに言葉を返すと「じゃぁ1回で」と無表情で答えた。
しばらく手続きの間、沈黙が続いた。
でもおれっちがメガネを掛けたときの店員の目の輝きを思い出すと、ひょっとしておれっちに気があるのかなぁ〜。
と女心も瞬時に理解できない自分の器の小ささに申し訳なく思った。
実際店を後にすると、他の店員さんと喜んでいる彼女の笑顔をみるとほっとした。
後で気づいたのだが、黒ぶちと思って購入したのはグッチのサングラスだった。知人に指摘され初めて知った。
でもそんなことが重要ではない! 気持ちの問題だ! おれっちは心のメガネを掛けているんだとあの店員に教えてもらった。
それからおれっちは自分に自信がつき周りから、"ちょいチビデブ良い人"と皆に言われるようになった。
店員にお礼と個人的な気持ちを伝えようと店に行ったら、彼女はすでに辞めていた。
結婚したらしい。出会って1ヶ月も経たないのに。おれっちは必死に店長に彼女の住所と携帯電話と結婚相手の特徴を聞き出したが、
個人情報なのでお答えできませんと意味不明の言葉を並べておれっちを逆に興奮させた。
怒りの静まらない間に何故か警察が...おっ、おれっち!!!!
連行される1人のメガネ。
怒りよりも燃え続けてるおれっちの恋心...せつない42才のゴールデンウィークでした。
[00:名無しさん(2099/12/34(日) 12:34:56)]