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[31:Diamond英之(2004/12/29(水) 21:51 ID:6scVd1TI)]
日本の高校生の下半身のガードは世界最低−。性体験のある高校生の1割以上が性器クラミジアに感染しながら自覚がないことが、旭川医大の今井博久助教授(40)による初の大規模調査で分かった。性器クラミジアは不妊症やエイズにもかかわりが深い性感染症の一種。年頃の子を持つ親にとっては、もはや「うちの子に限って」では済まされない危機的状況だ。
【16歳非処女は4人に1人が感染】
クラミジアは、世界で最も多い性感染症だが、先進国の高校生の感染率はせいぜい1−2%程度とされる。
今回は高校1−3年の男女約3200人を調査。性経験者は男子35.8%、女子47.3%で、うち性感染症で治療中の生徒を除くクラミジア感染率は、男子が7.3%、女子が13.9%、全体では11.4%だった。
16歳女子に限れば、23.5%とおよそ4人に1人が感染していた。
今井助教授は「日本の実態は世界最悪。近い将来、病院は不妊外来でごった返すことになる」と警鐘を鳴らす。
【不妊やエイズの危険も】
クラミジアはセックスやフェラチオなど性的な接触で感染する。多くは無症状で、知らないうちに病状が進行したり感染が拡大したりする。
女性の症状は深刻だ。悪化すれば卵管が詰まり、不妊症や早産・流産の可能性が高まる。
さらに性器粘膜に傷がつくため、セックスを通じたエイズ感染の危険性も、健康な人に比べて3−5倍も高くなる。
【うちの子に限って】
「セックスが地球を滅ぼす」などの著書で知られる東京・六本木赤枝診療所の赤枝恒雄院長(60)は、「セックスの楽しい面ばかり情報が氾濫(はんらん)し、怖さをまるで教えていない」と指摘する。
都立高9校における赤枝院長の統計でも、東京都の女子生徒の45.6%に性経験があり、うち19%が感染者だった。
家庭の関心も低い。性感染症の恐ろしさを説明しても、「親たちは『それでもウチの子には関係ない』という反応」(赤松院長)。
【純朴な子ほど危険?】
東京・渋谷のセンター街で、高校生たちの生の声を拾った。
全員がクラミジアについて「知っている」と答えたが、その全員が「知り合いに感染者はいない」と答えた。
ただし女子は半数近くがコンドームを持っており、「(コンドームが)なかったら絶対やらせない」という女子生徒(17)もいた。イケメンの男子生徒(17)は「遊んでるヤツほど気をつけている」と胸を張った。
センター街にあるコンドーム専門店「コンドマニア」の女性店員(24)によると、「地元の高校生は、同性のグループで来て、結構普通に買っていく」という。一方で「修学旅行などで来る地方の子は大体、恐る恐る遠巻きに見ているだけ」(同)という。
【中学生はセックス禁止?】
行政も危機感を強めている。東京都が都内保健所に相談に来た10代女性について、過去・現在にかかわらずクラミジア感染を調べた結果、実に47%が“クロ”だった。
都感染症対策課は、学校でコンドームの適正使用など啓発活動を進めるが、「受け入れ姿勢は各校でバラバラ。特に中学校では難しい。本当は高校に入る前に知るべきなのだが…」と性教育の難しさを語る。
赤枝院長は「もはや待ったなしの状況」だとして今年、都に「中学生以下のセックス禁止」を提案。すでに条例化が検討されているが、「起草委員会での賛否は半々」(都関係者)で成立は微妙な状況だという。
[00:名無しさん(2099/12/34(日) 12:34:56)]